弊社PSTと共同研究を行う横浜市立大学附属市民総合医療センター 岡田 興造 医師が、福岡県で開催された日本を代表する医学系学会「第87回日本循環器学会学術集会(JCS2023)」で、シンポジウム「AIが変える循環器領域」に登壇しました
PSTは、横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科の岡田 興造 医師らと、心不全管理における音声バイオマーカーの共同研究開発を実施してきました。その成果もこれまで国内外の複数の学会で発表され、すでに日本においては特許も取得するに至っています。そこで今回は、岡田医師が、2023年3月10日~12日に福岡県にて開催された第87回日本循環器学会学術集会(JCS2023) において、シンポジウム「AIが変える循環器領域」の演者としてこれまでの共同研究開発成果の総括および循環器領域における音声バイオマーカー利用の展望について発表しました。
※日本循環器学会は、1953年の創設の日本を代表する医学系学会で、循環器病学の研究、診療のみならず、医療体制の整備やガイドラインの普及、人材育成など、多くの役割を担う学術団体です。
第87回日本循環器学会学術集会(JCS2023) URL;
https://www.congre.co.jp/jcs2023/
本シンポジウムでは、デジタルトランスフォーメーション(Dx)やAIの活用が浸透し始めている循環器領域の変化に留まらず、今後AIの活用で目指すべき循環器領域の変化について議論が行われ、非常に大きな盛り上がりをみせました。
それにおいて岡田医師は、現在の医療における限界やAI活用における問題点に触れ、疾患経過の可視化のためには病院内と病院外の情報を統合し得る説明可能で信頼性の高い生体指標が必要であること、その指標に音声バイオマーカーがなり得るということを提唱しました。また、音声バイオマーカーを用いることで心不全に関するシームレスな地域包括マネジメントシステムの構築に寄与できる可能性にも触れ、本セッションを含め、更なる活用フィールドや共同研究の拡大等、多くの意見交換がなされました。
弊社PSTは岡田医師らとさらなる研究開発を進め、循環器領域をはじめとしたグローバルヘルスイシューの改善および次世代のケアマネジメントシステムの構築に寄与すべく、今後も音声バイオマーカー製品の上市および国内外での展開を目指して邁進してまいります。