2025年8月29日、東京海上ディーアール株式会社（以下、TdR）とPST株式会社（以下、PST）は、協業を開始することをお知らせいたします。

これにより、日本企業の健康経営促進、離職率の低減等を目的に、両社それぞれの強みを活かし、より一層のサービス向上を目指してまいります。

PSTは、革新的な「音声バイオマーカー」技術の研究開発と、それを応用した新しいサービスを事業展開する企業として、これまで多くの実績を積み重ねてまいりました。今回の協業により、TdRの豊富なコンサルティングに関する経験や専門知識とPSTの音声バイオマーカー技術の相乗効果により、さらなる成長と発展を遂げることを期待しております。

近年、従業員のメンタルヘルス問題に起因する生産性の低下や離職率の上昇が企業経営における重要課題となっています。従業員の心身の健康状態や感情の変化を非侵襲かつ簡便にチェックできる仕組み、それに基づく適宜適切なラインケアが可能となる仕組みが求められています。

PSTは、音声バイオマーカー技術を用いて、これまでにコールセンターと物流の現場である一定の成果を上げてきました。例えば、コールセンターでは、離職したオペレーターの通話記録音声を解析することにより、オペレーターの変調を音声から検知することに成功しています。物流では、ドライバーの出退勤時の点呼音声の解析結果と、デジタルタコメーターによる急発進・急ブレーキなどの運転記録、勤怠データ、事故履歴を統合分析することで、音声指標と事故発生リスクの間に高い相関を示しました。そこで本協業では、規模拡大はもとより、コールセンターでは、オペレーターの変調を音声からリアルタイムに検知し適切なラインケアを迅速に実行できる仕組み作りを目指します。また物流では、事故の予兆を音声指標から早期に捉えてドライバーと社会の安全確保を目指します。

TdRとPSTは、協業で得たノウハウや知見を活用し、新たなコンサルティングの開発や、より高い品質のサービスを提供することで、日本企業の健康経営促進に向けた取り組みを一層進めてまいります。

より詳細は、TdRとの共同プレスリリースをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000128655.html